ここの所、カフカの不条理な論証を読んでいるのですが、新たな発見というより、今までの自分の思考回路を後から裏付けるような。
カフカは変身を大学の頃によんで、クラスメイト達と共にボッコリへこんで以来避けてきました。自分を保つのにさえ危うくて、絵を描く事に向き合いだしたばかりで、他人とまともに関係を築きだしたばかりの人間には、とてもじゃないですが危険極まりない。
まぁ先日知り合いとの話にでて、もういい加減いいんじゃないかとカフカに再会です。
小説ではなく不条理な論証を手にしたのは偶然。
私は否定から入る人間です。
物事に色々な面があることを知っています。
あえてその答えをひとつに限定する事があります。
世界の美しさを知っています。
その美に未来永劫近づく事が叶わない事を知っています。
それを知っていながら、求める事をやめない事を知っています。
かつ、美が意味を持たない事を知っています。
現在2周目。
読むたびにいろいろなものを派生します。
絵を描く事自体が矛盾である。描く事を認めた次は、この事を公言できるようになる事でしょうか。でもこれは聞く人には不要の情報ですしね。私を心配する人たちには、私は楽しくて絵を書いているんだと思うままの方がいいはずですし。
ともあれ、カフカいわく、芸術家は虚空を描かなければいけない。近年、描く行為だけが意味を持ち、描く対象を気にしていなかったのですが、そろそろ描くという意味を腕の動きだけでなく、対象を選び、空間を見ることまで広げていかなければと思っています。
- 2007/10/10(水) 22:31:38|
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